静岡県富士市のご当地グルメ「つけナポリタン」は、他ではあまり見られないユニークなB級グルメ。
ナポリタンといえば、普通はケチャップで味付けされたパスタをイメージしますが、つけナポリタンは、その名の通りつけ汁にひたして食べます。
今回は、つけナポリタン発祥の地:アドニスへ実際に行ってみた感想と注意点をレポートします。
*訪問日:2024年9月初旬平日
2024年9月12日:日本テレビ・読売テレビ系「秘密のケンミンSHOW」で、富士市のつけナポリタンが取り上げられました!アドニスさんも出てましたよ^^
つけナポリタンとは?富士市発祥のご当地グルメ
つけナポリタンは2008年に、富士市の吉原商店街の町おこしプロジェクトとして誕生しました。
通常のナポリタンとは違い、麺とスープが別々に提供され、麺をスープにつけて食べるのが特徴です。
トマトベースのスープには、富士山周辺の食材を使った旨味たっぷりの出汁が加えられています。
つけナポリタンの魅力:クセになる味の秘密とは?
つけナポリタンの魅力は、濃厚なスープにあります。
トマトの酸味に加えて、鶏ガラや野菜の出汁が効いたスープにとけたチーズ、炒めた麺をつけて食べます。
ラーメンのつけ麺とよく似ています。
つけナポリタンのおすすめの食べ方とアレンジ方法
つけナポリタンの基本の食べ方は、少しずつ麺をスープに浸して食べること。
スープの濃さや具材を調整しながら、自分好みの味にアレンジして楽しむのがポイントです。
麺を食べ終わったら、追いスープを入れて、残ったつけ汁を飲むことが出来ます。
ご飯を入れて、トマトリゾットのように楽しむ事も出来るようです。
つけナポリタン発祥のお店 アドニス体験
Coffee Shop アドニスを訪問
発祥の店として有名な「アドニス」は、つけナポリタンを最初に提供したお店らしいです。
スープにはトマトと鶏ガラの出汁が効いており、蒸し鶏や味玉などの具材がたっぷり入っています。
スープを楽しむための「〆のごはん」や「スープ割」の用意もあり、最後までスープを味わえます。
つけナポリタンの具は何が入っているの?
アドニスさんのつけナポリタンのつけ汁には、味玉、蒸し鶏、青梗菜、マッシュルーム、チーズなどの具材がたっぷり入って、かなりのボリュームです。
具材は、追加トッピングも出来るようになっていますが、通常でもかなりのボリュームで、女性には充分な量かなと。
もし、追加で何か足すのなら、ガーリック味のバケットか〆のご飯が良いかなと思いました。
麺は、桜エビが一緒にいためてあり、甲殻類アレルギーの方は注意が必要ですね。
私は野菜が好きなので、サラダを追加しましたが、ちょっと量が多く感じました。
蒸し鶏もたっぷり入っていて、つけナポリタン1品でも満足なボリュームです。
訪問日現在のつけナポリタンの価格は、¥1680(税込)と、毎日食べるにはちょっとお高めかな?
Coffee Shop アドニスの雰囲気は?
アドニスさんは、昭和の喫茶店と言った店構えで、中はかなり広いです。
店先には、昔のタバコ屋さんのイメージのような、通りに面したショーウインドーとタバコ売り場があります。
タバコの自販機も有るのですが、以前は通りを歩いてタバコだけ買いに来る方もいたのでは?
昭和のタバコ屋のおばちゃんが居そうな雰囲気も感じます。
平日の開店直後(午前11時過ぎ)に訪問したのですが、つけナポリタン目当ての観光客らしきお客様(2組)とご近所の方が複数いらっしゃいました。
つけナポリタン以外のアドニスさんのメニューは、カレーやドリア、コーヒー、ケーキ、クリームソーダなど、普通の喫茶店のメニューです。
食事類も、1000円前後で提供されているので、気軽に利用できる値段設定ですね。
OLさんやサラリーマンの方がランチを食べに来ていました。
ハンバーグを食べてる人が多い印象で、全体的に量多めの盛付かなと感じました。
Coffee Shop アドニスの詳細と注意点
喫茶店と言うと、朝早くから開いてるイメージですが、11時開店です。
また、週に4日しかオープンしていないので、行ってみようという方は、事前に定休日を確認してから訪問する事をおすすめします。
- 所在地: 〒417-0051 静岡県富士市吉原2丁目3−16
- 電話:0545-52-0557
- 営業時間:11:00~21:00(売切れ次第終了)
- 定休日:火・水・木
- 専用駐車場:無し(付近に提携駐車場あり:2500円以上ご飲食の方)
- Paypayで支払い可能
車で訪問する際は、東名高速道路富士インターチェンジで降り、一般道で7分ほどです。
【定期】静岡県富士市吉原本町商店街の「COFFEE SHOP アドニス」老舗の喫茶店で、去年環富士山名物グルメグランプリを獲得した富士つけナポリタンが有名です🍝 ナポリタンをつけ麺風にアレンジしてあり具材満天・味も満点💯 〆に余ったつけ汁にオンザライス🍚するのもおすすめ︎︎👍 ご賞味ください😋 pic.twitter.com/Q4X6a0yRI3— Wがデカい™ シン・アザラシアチキ (@achiki3110) June 26, 2024
つけナポリタンは町おこしメニュー
つけナポリタンは、アドニス以外のお店でも提供されています。
吉原商店街には「富士つけナポ大志館」という問い合わせ先があり、公式WEBもあります。
富士商工会議所が運営しているようですね。
キャラクターは、トマトの女の子?でした。
アドニスの反対側の通りにある、おしゃれなカフェ:カミレオンカフェ58でも、つけナポリタンメニューが出ていて、お値段もリーズナブルです。
その他にも、つけナポリタンを提供しているお店はあるので、食べ比べてみるのも楽しいかも^^
富士市吉原商店街は、昭和レトロな雰囲気
岳南電車:吉原本町駅から伸びる吉原本町通りに面しているのが、吉原商店街。
吉原本町駅から、吉原中央駅バスターミナルまでは、徒歩30分ほどで往復出来ます。
商店街には、巡回バスが通っていて、バス停もちょっとレトロで可愛い。
アドニスさんは、吉原中央駅バスターミナルから、信号挟んだ銀行の横に位置していますが、吉原本町駅からは歩いて15分弱かかります。
アドニスさんには専用駐車場は無いので、車でお出かけの際は「虹いろーどパーキング」に駐車すると便利ですよ。
アドニスさんで、お会計が2,500円以上になると、サービスチケットが頂けるようです。
お会計の時に、忘れずに聞いてみてね。
パーキング出入口横に、吉原商店街振興組合の事務所があり、商店街のマップを無料で頂けます。
吉原商店街では、毎月1日に「吉原宿一の市」がひらかれ、多数の出店がでるそう。
「吉原宿一の市」の日は、「虹いろーどパーキング」は、時間制限は有りますが駐車場無料サービスも有るとの事です。
商店街自体は、昭和レトロな雰囲気がありますが、飲食店が多いのか、午前中は閉まっている店が多かったですね。
昔ながらの雰囲気を感じられる和菓子屋さんや甘納豆屋さんなども有りました。
夕方4時位からだと居酒屋さんや小料理屋さんも灯がともり、にぎやかになるのでしょう。
アドニスさんの向かい側にある金物屋さん、創業明治10年!
店先の大きな『金たらい』と、きれいな暖簾が目を引きました。
食器や鍋が大好きなので寄りたかったのですが、荷物になるので今回は諦めました。
アドニスさんのレトロなクリームソーダのグラスは、内藤金物店さんのものだとか、メニューに書いてありました。
商店街から少し入ったところに、天神社という神社がありました。
吉原商店街をメインにした「吉原祇園祭」が、6月にあるそうで、21台の山車や笹神輿がでると説明書きが有りました。
東海一の祇園祭というので、にぎやかに商店街を練り歩くのでしょう、見てみたいですね。
生フルーツゼリーで有名な、「杉山フルーツ」さんも、商店街の中にあります。
「杉山フルーツ」さんの生フルーツゼリーの美味しさに感動してお店を出したと言われているのが、御殿場「フルフール」さん。
「フルフール」さんも大好きで時々行く私、「杉山フルーツ」さんも、もちろん寄りました。
「杉山フルーツ」さんは、ゼリー専門店ではなく、高級フルーツショップでした。
贈答用のフルーツ詰め合わせなどを購入しているお客様が多いようで、発送前のフルーツがレジ横には沢山ありました。
もちろん、生フルーツゼリーとチョコバナナも売っていましたよ。
チョコバナナは、重さでお値段が違うそうで、その日は350円~400円でした。
サービスで出して下さったスイカジュースも、とっても美味しかったです。
「御殿場フルフール」さんについては、コチラの記事に書いています。
まとめ
静岡県富士市吉原商店街の町おこしメニュー「つけナポリタン」は、発祥の地:Coffee Shop アドニスの他にも、色んなお店で食べることが出来ます。
吉原商店街で昭和レトロな街歩きを楽しみながら、ご当地メニューを味わってみてはいかがですか?
アドニスさんで食べてみようと思う方は、定休日に注意してね。