久しぶりに映画館で映画を見てきました。
観てきたのは、今話題の『プラダを着た悪魔2』です。
2006年に公開された第1作目は、私の大好きな映画のひとつ。
まさか20年の時を経て、スクリーンであの登場人物たちに再会できるなんて、行く前からわくわく。
実際に映画を観終えたあと、私の心に残ったのは、20年前とは全く違う「温かくて、少し切ない気持ち」。
この記事は、シニア世代の私からみた『プラダを着た悪魔2』のレビューです。
しかし、映画館行ったの、何年ぶりだろ?
映画は家でネットで観るものになりましたよね~。
20年前は、スマホすらなかったのに。
時の流れは、早いです。
20年前は「部下の視点」で観ていた私
20年前、第1作目を観たときの私は、まだ仕事も現役バリバリ。
アン・ハサウェイ演じるアンディが、理不尽な環境のなかで歯を食いしばり、上昇志向を持ってキャリアを切り拓いていく姿に、自分を重ね合わせていました。
あの頃の私にとって、メリル・ストリープ演じる編集長ミランダは、圧倒的で、怖くて、でもどこか憧れる「遠い世界のトップ」。
いつか仕事で認められたい!
そんな気持ちが原動力になって、仕事も子育てもがむしゃらに突き進んでいました。
あれから20年。
気がつけば私も64歳になりました。
そして今、私は職場の「退職」を控え、自分がこれまで作ってきた業務のマニュアルを開きながら、後任への引き継ぎを進めている真っ最中です。
そんな人生の転換期にいる私の目に、今回のミランダの姿は、20年前とは全く違って映りました。
鬼上司ミランダの「引き際の葛藤」に、胸が震える
詳しく書くとネタバレになってしまうので控えますが、今回の映画で描かれるのは、時代の変化の波と、危険回避、そして「次のステップ」。
誰よりも仕事にプライドを持ち、自分の人生のすべてを捧げてその場所を守り続けてきたミランダ。
そんな彼女が直面する、「次世代へのバトンタッチ」や「引き際の葛藤」。
その一挙手一投足が、今の私の心に、痛いほど突き刺さりました。
トップに立ち続けた人だからこその孤独。
築き上げてきたキャリアへの強い愛着と、人間らしい寂しさ。
20年前は「厳しい鬼上司」にしか見えなかったミランダの気持ちが、今ならよく判る。
「ああ、ミランダも、一人の人間として必死に自分の引き際と向き合っているんだな」と思ったら、何とも言えずせつない気持ちになりました。
黙って引き下がらないのがミランダ
悩むミランダですが、そこで黙って引き下がらない。
アンディ(アン・ハサウェイ)と一緒に、大どんでん返しを画策するのですが。
まぁこれ以上は、ネタバレになってしまうので書きません。
ただ、ミランダが悪魔と言われながらも走り続けてこれたのは、素晴らしいパートナーがいたからなのだなと、羨ましくなりました。
投げやりになって「引き際」に悩むミランダをやさしく包む夫の存在が素敵。
また、職場でのアシスタントは全員「エミリー」と呼び、容赦なく使い捨てにしてきたけれど、長年支えてくれたナイジェルに対して、振り向く場面。
前作ラストを知ってる私としては「ナイジェル~」と心で叫びました。
20年前は若者アンディ(アン・ハサウェイ)のサクセスストーリーとして観ていた映画が、20年経つと、大人の生き方を考える映画になりました。
アンディの活躍とロマンスも、映画の中では大きなポイントなのですが、どうしてもミランダ中心に観てしまいました。
登場人物の勢いを音楽が盛り上げる
弱さを夫以外には見せないようにしながらも、外では戦うミランダ。
悪魔と言いながらも、そんなミランダを支えるアンディとナイジェル。
それぞれの戦いを最後に盛り上げるのは、レディ・ガガの歌う「ランウェイ」。
楽曲が使われるシーンは、ミラノでのショーの場面。
盛り上がります。
そして、こちらも女性が活躍する映画「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」のルーシー・リューが、意外な役どころで出演しているのも楽しいですね。
まとめ|楽しむためには前作の予習が必要かも?
正直、前作の流れを全く知らない人が見たら、退屈かもと思う場面もありました。
私は、前作も見ているし、もともと女性が成り上がる話が大好き。
たとえば、チャンスを奪われ続けた秘書が、負傷した女性上司のフリをしてM&Aの交渉を進めるという大胆な賭けに出る「ワーキング・ガール」。
何度繰り返し見返したか判らないぐらいです。
でも、最初に『プラダを着た悪魔2』を見てしまうと、コートをかける場面の意味も分からないでしょう。
楽しむためには、ぜひ『プラダを着た悪魔』を先に予習してから、楽しんで欲しいです。
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