「もう使わないモバイルバッテリー、何ゴミとして捨てればいいの?」と迷ったことはありませんか。
実は、モバイルバッテリーは普通のゴミとして出すことはできません。
間違った捨て方をすると、火災や事故の原因になることもあります。
この記事では、モバイルバッテリーが何ゴミに分類されるのか、正しい捨て方や安全対策、さらに膨張してしまったバッテリーの処分方法まで、2025年最新情報をわかりやすくまとめました。
モバイルバッテリーは何ゴミ?捨て方の基本を確認しよう
まず知っておきたいのは、モバイルバッテリーは燃えるゴミや不燃ゴミではないということです。
小型充電式電池として扱われる
モバイルバッテリーの中にはリチウムイオン電池が入っています。
これは「小型充電式電池」に分類されます。
そのため、普通ゴミに出すことはできません。
全国どこの自治体でも基本的な扱いは同じで、専用の回収ルートを利用する必要があります。
普通ゴミに出してはいけない理由
リチウムイオン電池は、衝撃や金属との接触でショートし、発火する危険があります。
実際に、ゴミ収集車での火災事故の原因の多くは、モバイルバッテリーや乾電池によるものといわれています。
正しい捨て方を守ることが、事故を防ぐ第一歩です。
モバイルバッテリーの捨て方|処分前に必ずやる安全対策
モバイルバッテリーを捨てるときは、そのまま捨ててはいけません。
ちょっとした準備で安全性がぐっと高まります。
端子を絶縁テープで保護する
まず、プラス端子とマイナス端子の両方に絶縁テープを貼りましょう。
これでショートを防ぐことができます。
セロテープやガムテープでも代用できますが、絶縁テープの方が安心です。
\絶縁テープってどんなもの?/
分解や破損はしないこと
膨らんでいる場合でも、決して分解したり壊したりしないでください。
内部が露出すると危険が増します。
タオルや袋で包み、そのまま回収先に持ち込みましょう。
モバイルバッテリーの正しい捨て方と回収場所
「モバイルバッテリー 何ゴミ 捨て方」を正しく理解したら、次は回収場所をチェックしましょう。
家電量販店の回収ボックス
ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダデンキなどの家電量販店では、入口付近に回収ボックスが設置されています。
購入した店舗でなくても持ち込めるのが便利です。
ただし、膨張や破損しているバッテリーは受け付けてもらえないケースが多いため注意してください。
JBRC協力店(回収場所)検索
「JBRC協力店」では、小型充電式電池の回収を行っています。
一般社団法人JBRCの公式サイトで検索すれば、自宅近くの回収場所をすぐに見つけられます。
コンビニの一部店舗でも回収していることがあります。
▶一般社団法人JBRC:公式サイト
自治体の回収サービス
市役所や区役所など、自治体の施設にも回収ボックスが設置されている場合があります。
地域によっては、膨張したバッテリーを受け付けていることもありますので、自治体の公式サイトで確認してみましょう。
膨張したモバイルバッテリーの捨て方に注意
膨張してしまったモバイルバッテリーは、特に扱いに注意が必要です。
- 家電量販店や回収ボックスでは、基本的に受け入れ不可
- 自治体の環境窓口で対応できる場合あり
- メーカーや販売元に相談できることもある
- 専門業者に依頼するケースもある
どの方法を選ぶにしても、持ち込む前に必ず「膨張バッテリーでも受け入れてもらえるか」問い合わせをしましょう。
誤って回収ボックスに入れてしまうと、大きな事故につながる恐れがあります。
モバイルバッテリーの捨て方|これからのルール変更
モバイルバッテリーの処分方法は、今後さらに変わっていきます。
2026年4月から全国で回収義務化
2026年4月からは、モバイルバッテリーやスマホの回収・リサイクルが全国で義務化される予定です。
これにより、回収場所が増え、もっと便利に捨てられるようになるでしょう。
環境への配慮も大切
リチウムイオン電池には、再利用できる貴重な金属が含まれています。
正しく回収されればリサイクルされ、環境への負担を減らすことができます。
私たちの正しい行動が、未来の環境を守る一歩になるのです。
まとめ|モバイルバッテリーは何ゴミ?正しい捨て方で安心安全に
- モバイルバッテリーは「小型充電式電池」に分類され、普通ゴミには出せない
- 捨て方の基本は「絶縁テープで保護してから、回収ボックスや窓口へ」
- 膨張バッテリーは必ず問い合わせのうえで処分する
- 2026年からは回収が全国で義務化予定
モバイルバッテリーの捨て方を正しく理解して、安全に、そして環境にやさしい方法で処分していきましょう。
絶縁テープの貼り方についての記事も書いています。