静岡県御殿場市にある東山旧岸邸(ひがしやま きゅう きしてい)は、昭和の時代に活躍した岸信介元首相が暮らしていた歴史的な建物です。
隣接する敷地には、和菓子の老舗であるとらやが運営する「とらや工房」があります。
歴史的建造物と伝統的な和菓子が融合したこの場所へ、先日ドライブ旅で立ち寄りました。
この記事では、アクセス方法や駐車場の情報、とらや工房と虎屋御殿場店の違いなどを、実際に訪れた体験を元に詳しくご紹介します。
*訪問日:2024年8月15日
とらや工房の場所とアクセス
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- 住所:静岡県御殿場市東山1022-1 〒412-0024
- 電話番号:0550-81-2233
- 駐車場:あり(東山旧岸邸と共用・無料)
カーナビでは「とらや工房」で検索しても正確に案内されない場合があるため、「東山旧岸邸駐車場」と入力するのがオススメです。
▼詳しい地図と最新情報はこちら: とらや工房公式サイト
「とらや工房」駐車場は「東山旧岸邸」と共用!混雑時の注意点

とらや工房は、東山旧岸邸と駐車場は共用になっています。
私が訪れたのはお盆期間で混雑していましたが、案内係の方が誘導してくれ安心でした。
駐車料金は無料です。
混雑時は大型車や観光バス用の別駐車場へ誘導されることもありますので、現地では案内表示に従ってください。
また、周辺道路は細く坂道もあるため、運転にはご注意ください。
案内板に沿って行くと、山門が出迎えてくれます。
東山旧岸邸の魅力(近代数寄屋建築)建築好きにもおすすめ

昭和の元首相・岸信介氏の元邸宅である「東山旧岸邸」は、近代数寄屋建築の美しさが際立つ建物です。
自然に囲まれた静かな空間で、心が落ち着くひとときを過ごせます。
建物内では、岸氏の生活の様子や当時の家具、調度品などを見ることができます。

また、邸宅の周りには美しい庭園が広がり、季節ごとに異なる風景を楽しむことができます。
ガイドの方が居間とダイニングの窓を開け、お庭をひとつの絵画のように見せてくれ、とても美しかったです。
- 開館時間:10:00〜18:00(10月〜3月は17:00まで)
- 休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 入館料:一般 300円、小中学生 150円
邸内を見学するには入館料が必要です。
入り口で靴を脱いで上がり、出口までそのまま靴を持って見学します。
靴を入れるビニール袋は入館する際に頂けますが、ブーツなどは入らないのでご注意ください。
詳しくは東山旧岸邸公式サイトをご確認ください。
とらや工房の魅力とカフェスペース

とらや工房の店舗情報
とらや工房では、自然に囲まれた癒しの空間で、こだわりの和菓子を楽しめます。
- 営業時間:10:00〜18:00(10月〜3月は17:00まで)
- 定休日:火曜日(祝日の場合は翌日休業)
- *売切れ次第終了
木々に囲まれた静かな場所にあり、敷地内を歩いているだけで心が癒されます。
ここでは、昔ながらの製法で作られた新鮮な和菓子を楽しむことができ、ガラス越しで作っている様子を見ることも出来ます。
とらや工房のまわりは、竹林やあずまや、道祖神などがあり、緑の中を散策する事が出来ます。
なぜ御殿場にとらや工房が?

静岡県御殿場市は、富士山の麓に位置し、自然環境が豊かで空気が澄んでおり、和菓子の素材に最適な場所とされています。
「株式会社 虎屋」は御殿場市内に羊羹の製造工場を持ち、同じグループのとらや工房の運営会社が、「東山旧岸邸」の指定管理者です。
東山旧岸邸の静かで落ち着いた雰囲気と、伝統的な和菓子の精神が調和することで、訪れる人に穏やかな時間を提供できる場所となっています。
詳しい歴史は、虎屋公式ページの年表等で確認する事が出来ます。
とらや工房の人気商品

とらや工房では、毎日新鮮な和菓子が手作りされ、訪れるたびにちがうお菓子を楽しむことができます。
人気の商品は、営業時間内でも売切れてしまう場合も有ります。
とらや工房で売っている羊羹は、虎屋の竿羊羹とは別のものです。
特に人気のある商品をご紹介しましょう。
- どら焼き
ふわふわの生地に、たっぷりのあんこが詰まったどら焼きは、口に入れると優しい甘さが広がります。とらや工房のどら焼きは、生地がふんわりとしていて、甘さ控えめのあんことのバランスが絶妙です。 - わらび餅
プルプルとした食感が特徴のわらび餅は、上品なきなこと黒蜜をかけていただきます。口当たりが滑らかで、軽い食感なので、甘いものが苦手な方にもおすすめです。 - 季節の和菓子
季節ごとに登場する限定の和菓子も見逃せません。春には桜餅、夏には水ようかん、秋には栗を使ったお菓子など、季節の移ろいを感じながら味わうことができます。
私が訪れた時は、カフェで食べることができる素麺も大人気で売切れでした。
とらや工房カフェも併設

とらや工房のカフェでは、庭園を眺めながらゆっくりとお茶を楽しむことができます。
煎茶など、日本の伝統的なお茶と一緒に和菓子をいただく時間は、まさに贅沢なひととき。
カフェの席は広々としており、落ち着いた雰囲気の中で心も体もリフレッシュすることができます。
カフェ利用も持ち帰りも同じ場所でオーダーしますが、カフェ利用の方はオーダー前に席を取って並ぶことが出来ます。
私は一人で行ったので並んでから席に移りましたが、同行者がいる方は席を取る人と並ぶ人が分かれることが出来ます。
ただし、席を取るには指定の札(上記写真右参考)が必要で、札が指定の場所にない時は満席のようです。
「とらや工房」と「虎屋御殿場店」は違う?

御殿場市には「とらや工房」と「虎屋御殿場店」という2つの異なる施設があります。
それぞれの違いを簡単にご紹介します。
- とらや工房
東山旧岸邸の敷地内にあり、自然豊かな環境の中で作られる手作りの和菓子が特徴です。工房では、日々新鮮な和菓子が製造され、カフェでその場で楽しむことができます。和菓子の他に、煎茶などの日本茶も提供され、静かな時間を過ごすことができます。虎屋の羊羹は販売していません。
東山旧岸邸では、限定品を販売しているようです。 - 虎屋御殿場店
御殿場駅や東名高速御殿場インターチェンジの近くに位置しており、アクセスが非常に便利です。こちらでは、伝統的な虎屋の和菓子を購入することができます。虎屋御殿場店にはカフェスペースもあり、「あんみつ」や季節の羊羹など、御殿場ならではの甘味を楽しむことができます。特に、富士山の四季を表現した「四季の富士」という羊羹は人気の商品です。
このように、とらや工房と虎屋御殿場店は、場所や提供するサービス、商品に違いがあります。
御殿場を訪れた際は、公式ページをご確認の上、それぞれの魅力を楽しんでみてください。
>>>とらや工房:公式ページ
>>>虎屋御殿場店:公式ページ
まとめ

「東山旧岸邸」と「とらや工房」は、歴史と和菓子を楽しめる素敵な場所です。
無料の共用駐車場が利用できて、車でのアクセスも便利、竹林や緑に囲まれてリラックスしながら休憩でき、ドライブ旅にぴったりのスポットです。
「とらや工房カフェ」では、自然の中で日本茶や和菓子を楽しみ、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
次のドライブ旅の目的地として、ぜひ御殿場で美味しい和菓子と歴史ある建築やお庭をお楽しみください。
とらやの羊羹は、御殿場市のふるさと納税返礼品にも選ばれています。
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