前回の記事では、「特別支給の老齢厚生年金の受給対象年齢になったら書類が届きますよ」ということをご紹介しました。
今回は、「年金請求書作成と提出方法」についてご案内します。
実際に記入してみて感じたポイントや、間違いやすい点を整理したので、スムーズに手続きを進めるための参考にして頂けたら嬉しいです。
年金請求書が届いたら、次は何をしたら良いのか?

特別支給の老齢年金の受け取りには、年金請求書を記入して提出する手続きが必要です。
提出(請求)しないで5年経過すると受け取れなくなってしまい、繰り下げの対象にはなりません。
年金請求の流れをふまえて、一つ一つ順番に進めていけば、きちんと手続きができます。
今回は、年金請求書作成と提出方法について、説明します。
年金事務所に相談して、リアルな対応を確認してみた
年金請求書を記入する前に、実際に年金事務所に電話してみました。
事前に確認しておくことで、書類の記入ミスや提出の手間を軽減することができます。
まず、専用ダイアルに電話してみると、担当の方がいくつか質問をしてきます。
スムーズに回答できるよう、手元に年金事務所から届いた「年金請求書」を用意したうえで電話することをおすすめします。
老齢年金請求者専用フリーダイアル:0120-08-6001
【受付時間】
月 午前8:30~午後7:00
火~金 午前8:30~午後5:15
第2土 午前9:00~午後4:00
私が電話で聞かれたのは、下記のような内容でした。
- 住所
- 氏名
- 基礎年金番号
- 苗字が変わった事があるか?その時の苗字は何か?
- 年金請求書に記載されている住所と現在の住所は同じか?
私は、結婚、離婚で苗字が変わっているうえ、自治体の住居表示変更が数年前にあり、引っ越しはしていないけれど、住居表示が数年前とは変わっているため、そのことを聞かれました。
本人確認の意味もあると思うので、質問事項にはきちんと回答したほうがよいですね。
また、年金請求書の記入に関する注意点も教えて頂きました。
「銀行口座の情報は正確に記入すること」「マイナンバーを記入すれば、住民票などの提出が不要になることがある」など、事前に知っておくとスムーズに進められる情報も得られました。

実際の請求書には、記入が必要が箇所には色がついていますので、安心です。
記入は黒のボールペンですると指定されています。
マイナポータルで年金情報を確認してみた
私は電話相談の前に、マイナポータルを使って、年金情報をオンラインで確認できるかどうか試してみました。
実際にログインしてみると、自分の年金情報が確認できるだけでなく、年金の見込額のシミュレーションも可能でした。
また、「ねんきんネット」を活用すると、過去の年金加入記録もチェックできます。
万が一、年金の記録に誤りがあった場合は、早めに修正手続きをすることができます。
さらに、マイナンバーと年金を紐づければ、年金請求時の書類が少なくなり、手続きが簡単になることもわかりました。
オンラインで情報を確認することで、年金請求をスムーズに進めるための準備が整います。
年金見込み額の試算は、ねんきんネットで確認できます。
さらに、マイナポータルで連携しておくと便利ですよ。
年金請求書記入方法

年金請求書基本構成
年金請求書は、主に次の4つの項目で構成されています。
- 請求者の基本情報(氏名・任意・基礎年金番号)
- 振込先の銀行口座情報(年金の受取先)
- 配偶者の存在・不満の状況(加給年金の対象かどうか)
- 年金の支給開始希望日・その他の申請事項
基本情報の記入(氏名・任意・基礎年金番号)
- 基礎年金番号は、年金手帳やねんきん定期便で確認できます。
- 住所は、住民票に記載されているものが印刷されているか確認しましょう。
- 記入ミスを防ぐために、ゆっくり丁寧に書きましょう。
振込先の銀行口座情報
- 口座番号・支店名を間違えないように記入してください。
- 銀行などの金融機関とゆうちょ銀行では記入欄が違うので、注意してください。
- 通帳やキャッシュカードのコピーを添付する必要がある場合があります。
配偶者や補充の情報を記入(加給年金の対象か確認)
- 配偶者がいる場合、配偶者や年金番号を記入する欄があります。
- やむを得ず家族の状況によって、加給年金(年金に上乗せ手当される)が受け取れる場合があるため、注意しましょう。
- 配偶者や扶養家族の情報を誤ると、支給額に影響が出る可能性があるため、慎重に記入してください。
- 家族状況の書き方が心配な方は、窓口での事前相談をおすすめします。
実際に年金請求をした人の体験談を調査
年金請求を経験した方の体験談を調べてみると、いくつかの共通した「つまずきポイント」がありました。
まず、「年金請求書記入ミスで手続きが遅れた」という声が多く見られました。
特に「郵送で提出したら、書類に不備があり、再提出になった」という声もありました。
郵送で提出する場合は、提出前にコピーを取っておくと、その後確認しやすいので忘れずにコピーは取っておきましょう。
これらの情報を踏まえると、年金請求書を記入する際には、「細かい部分までしっかりチェックすることが重要」だと思いました。
いよいよ請求書を提出、郵便と窓口、どっちが良い?

年金請求書は、「郵送」または「窓口で提出」することができます。
どちらが自分に合っているのか、比較してみました。
郵送で提出する場合 メリットとデメリット
郵送で送る方法は、自宅でゆっくり記入できるのがメリットです。
年金事務所へ出向く必要が無いため、仕事をしている方や、外出が難しい方には便利な方法です。
デメリットとしては書類に不備があると、再提出が必要となり手続きが遅くなる可能性があります。
請求書が無事に受領されたかどうかは、すぐにわかりません。
重要書類ですので、「簡易書留」または「レターパック」で送ると安心です。
窓口で提出する場合 メリットとデメリット
窓口で提出すると、その場で書類のチェックをしてもらえるので、間違いがあってもすぐに修正できるのが最大のメリットです。
また、その場で受付印を確認でき、「提出した証拠を残せる」という安心感もあります。
ただし、急に予約なしで年金事務所へ出かけて行っても、混雑していてその日に手続き出来ないデメリットも考えられます。
窓口で請求する場合は、必ず事前予約をしてから出かけましょう。
ちなみに、電話相談の段階で提出日の予約も可能です。
私は、電話相談で色々教えて頂いたうえで、誕生日を相談日として予約しました。
請求書は早すぎても受け付けてくれず、「誕生日の前日以降」に提出すると決められています。
年金請求書記入方法 特に注意すべきポイント
年金請求書記入で、間違いやすいポイントを整理しました。
銀行口座の情報を間違えると、年金の振込が遅れる原因になります。
口座番号や支店名をしっかり確認し、通帳やキャッシュカードのコピーを添付するのも忘れずに。
さらに、配偶者がいる場合は、「加給年金の対象になるかどうか」を確認しましょう。
まとめ 年金請求書は正確に記入し、スムーズに提出しよう
年金請求書記入は、焦らず、落ち着いて進めることが大切です。
記入前に、年金事務所に電話相談すれば安心できますし、「ねんきんネット」を活用すれば、自分の年金情報を正確に認識できます。
提出方法は、郵送か窓口提出か、自分の状況に合った方法を選びましょう。
間違いを防ぐために、提出前に必ずチェックをして、念のためコピーを取っておくと良いでしょう。
私は、書類を記入し、窓口相談日も予約したから、あとはその日を待つだけです。
請求書提出後、また記事更新します!
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