神奈川県山北町にある「洒水の滝(しゃすいのたき)」に行ってきました。
実際に訪れて感じたのは、森の中にいるような静けさと涼しさです。
木々に囲まれた遊歩道を歩いていると、自然と深呼吸したくなるような空気が流れています。
今回は、現地での体験をもとに、アクセス、駐車場、滝までの様子を写真付きでレビューします。
*訪問日:2025年6月
洒水の滝とは?|読み方・落差・名水百選の由来

洒水の滝は「しゃすいのたき」と読みます。
三段に分かれた構造で、
- 一の滝:69m
- 二の滝:16m
- 三の滝:29m
合計で100m以上の落差を持つ名瀑です。
二の滝と三の滝は、下からは見ることは出来ないようです。
この滝は、「日本の滝百選」「名水百選」「かながわ景勝50選」に選ばれており、神奈川県を代表する自然スポット。
また、鎌倉時代の文覚上人が修行を行った霊場としても知られています。
心霊スポットと言われるのは、そのせいかもしれませんね。
アクセスと駐車場|ナビ設定と混雑状況
洒水の滝へは、東名高速「大井松田IC」から車で約20分。
ナビには「洒水の滝入口駐車場」と入力するとスムーズです。
- 駐車場は無料(約15台)
- 滝入口まで徒歩約10分
- 土日祝は駐車場が混雑するため午前中の到着がおすすめ
JR御殿場線「山北駅」からも徒歩約35分でアクセス可能です。
遊歩道と階段の様子|歩く距離と展望台への道

駐車場から滝のふもとまでは徒歩約10分。
この区間は比較的歩きやすく、木陰が多くて夏でも涼しく、森林浴もできて気持ちいい!
滝を間近で見るには、「赤い橋」の手前まで行くルートが一般的。
さらに滝の上部(落ち口)を見下ろす展望台へ行きたい場合は、 少し戻って、200段以上の急な階段を登る必要があります。

この石のだるまの横に階段があります。

距離は短いものの、途中には急な階段が続きます。
終点が見えないほど、上までず~っとつながっています、恐ろしい…。
道幅は狭く、傾斜もあるため、足腰に自信がある方向けのルートです。

頂上まで、226段も有るんですよ…。

途中でおじさんが励ましてくれます^^
まだまだ、登ります、もう倒れそう…?!

そしてついに到着!

やっと洒水の滝 観瀑台へ到着、しかし上手に写真が撮れません。あちゃ~…
展望台からは滝の落ち口や水の流れる様子などを眺めることができ、登った分だけの絶景。
が
正直、私は登るの凄くしんどかったです。
通行止め情報|赤い橋の先には進めません

現在、滝の前にある「赤い橋」までは通行可能ですが、 橋を渡った先の遊歩道は落石のため通行止めとなっていました(2025年6月時点)。
現地には案内板があり、安全のため立ち入りが禁止されています。
※最新の通行止め情報は、山北町の公式ホームページでもご確認いただけます。
途中のカフェ:さざれ石でひと休み

観瀑台から滝が落ちる様子を眺めたら、来た道を引き返します。
観光旅館や野菜を売る無人売店があり、にんにくや玉ねぎ、山菜などが並んでいました。
川沿いにある、カフェ:さざれ石でひと休み。
滝の様子を窓ごしに見ながら、お食事やコーヒーを楽しんで休憩することができます。

私は、ランチにナポリタンを頂きましたが、ドリンクもセットになってお得な感じでした。
セットについているサラダのポテトサラダが大人な味付けで、たぶんバジルが入ってるのでは?
メニューは、お蕎麦や親子丼なども有りドリンクも充実。
涼しげな窓の外の川を見ながらのランチは、とっても美味しかったです。
お支払いには、現金、カード、ペイペイ使えますv
洒水の滝まつり|7月開催の伝統行事

毎年7月の第4日曜日には、「洒水の滝まつり」が開催されます。
- 和太鼓演奏(洒水太鼓など)
- 名瀑おろし(滝道を清める儀式)
- 火祭り(御幣を持ち帰ると無病息災が叶う)
- 地元農産品や加工品の販売
滝不動尊境内で行われる神事や、地域の人々による催しで、地元の文化に触れられる貴重な機会です。
注意点と安全対策

- 展望台へは200段以上の階段あり。体力に合わせて無理せず行動を
- 雨の日やその翌日は滑りやすい箇所もあるため、滑りにくい靴での訪問がおすすめ
- 通行止め情報は山北町の公式ページで確認を
まとめ|洒水の滝は夏におすすめの癒しスポット

洒水の滝は、自然の涼しさと静けさを感じられる名所です。
アクセスしやすく、歩く距離は短め。
滝の音と木陰の風に癒されながら、心も体もリフレッシュできる時間が過ごせます。
観瀑台を目指すなら200段以上の階段もありますが、登らなくても滝は見ることは可能。
無理せず自分に合った範囲で楽しめるのも魅力のひとつですね。
夏のレジャーやドライブコースに、ぜひ洒水の滝を加えてみてください。