2025年の初詣に、神奈川県伊勢原市大山にある阿夫利神社下社(あふりじんじゃしもしゃ)へ初詣に行ってきました。
「大山」は、大山詣りと言われ、地元だけではなく古くから庶民参拝の場所として知られ、文化庁が認定した「日本遺産」でもあります。
この記事では、伊勢原市大山にある「阿夫利神社下社」へのアクセス方法や初詣道中の様子をレビューします。
*訪問日:2025年1月4日
大山の玄関口は小田急線伊勢原駅北口:アクセスご紹介
神奈川県伊勢原市にある「大山」には、阿夫利神社があり、お豆腐が美味しい場所でも有名です。
普段遊びに行くときはマイカーで行きますが、お正月と紅葉の時期はバスで出かけます。
なぜなら、駐車場が混んで車を停めるのに苦労するから。
混んでる時期は、公共交通機関を利用するのが最善策です!
今日は朝少し出遅れてしまったため伊勢原駅までは車で行き、駅前のコインパーキングに車を停めて、北口からバスに乗りました。
現地のケーブルカーは、夕方17時台が下り最終時間のため、午後から行くのはおすすめしません。
午前中に行って、早めに帰るほうが安全です。寒いしね^^
ちょっと余談ですが、伊勢原駅周辺にあるコインパーキング、徒歩1分ほどの差で料金がかなり違います。
私は、最大料金700円(24時間以内)の場所に駐車できました。
駅チカは1,000円位の所もあるから、要チェック!です。
車を停めたら、北口バス乗り場へ向かい、いざ大山!
伊勢原駅から大山ケーブル駅まで直通バスもある
バスは、伊勢原駅北口4番線から出ていました。
各駅停車のバスと大山ケーブル駅まで直通があり、運よく直通バスに乗車できました。
今日はお正月ということも有り、臨時バスが出ていたかもしれませんが、通常は週末に直通バスがあるようです。
時刻表へのアクセスを下↓にリンクはりましたので、確認の上ご利用ください。
バス運賃は大人片道¥370。
10時05分伊勢原駅北口を出発し、直通だと20分程度の乗車時間で到着します。
案の定、ケーブル駅脇の駐車場は満車で、入庫待ちの車が列になっています。
やっぱりバスで来て正解でした!
ちなみに、付近の旅館や無料・有料駐車場も複数ありますが、お正月、夏山が始まる日、紅葉の時期は、超混雑します。
その時期だけは、伊勢原駅からバスで来た方が時間通りに行動できます。
駐車場待ちで疲れちゃうと、この後の階段は登れないよ~!!
>>>神奈川中央交通 伊勢原北口大山ケーブル行時刻表
バスを降りこま参道を大山ケーブル駅へ
大山ケーブル駅行のバスに乗ったのだから、普通はケーブル乗車口そばに着くと思いますよね?
残念ながら、違います。
下車後、石の階段を367段上らないと、ケーブルカーには乗れません。
362段という説もありますが、伊勢原市観光協会のホームページでは、367段となっています。
そのため、足元は歩きやすい靴が必須です。
こま参道を登る前にトイレに行きたい方は、バス停そばに公衆トイレがあります。
先は長いので、不安な方はトイレを済ませてから歩きだすのが良いです。
とにかく、階段でかなりハードウォーキングです。
参道の両脇には、お土産屋さん、料理屋さん、宿泊施設等が並んでいますが、勢いがないと階段を登っていく気持ちがくじけそうな、私はひとり初詣。
足元だけを見つめて、どんどん歩きます。
時々、階段の文字が励ましてくれます。
ぐんぐん登ります・・・・・約15分(汗)もう少し・・・
やっと、大山ケーブル駅の看板が見えてきました!
なお、健脚の方はケーブルに乗らなくても女坂・男坂を使って登ることもできます。
普段歩かないシニアの私は、迷わずケーブル乗ります^^
やっとケーブル駅へ到着、すでに足が疲れてます。
参道の雰囲気をあらかじめ知りたい方は、参道マップをご覧になってくださいね。
ケーブル駅着 往復乗車券を買って乗車
大山ケーブル駅で、阿夫利神社までの往復乗車券を購入、大人往復¥1,270です。
途中1か所大山寺駅に停車しますが、降りずに阿夫利神社迄行きます。
かなりの急こう配で、スリル満点。
約8分ほどで到着です。
ケーブルカーは通常1時間に3本の運行ですが、今日はお正月で10分おきの特別運行でした。
ラッキー♪
下車しすると、お食事処やハイキングコースの登り口などが目の前に広がります。
目的地の、阿夫利神社下社へはさらに階段を登ります(シ・ン・ド・イ)
ケーブル下車 いよいよ阿夫利神社下社で参拝
境内の階段は、左側通行。
(参拝の方を加工で消しているので見づらい写真でごめんなさい・加工下手だなぁ~TT)
少し登り、左手にある手水社で手を清めます。
さらに登っていくと、狛犬が迎えてくれます、もう一息。
登りきったところが、阿夫利神社下社です。
目の前に「茅の輪」があったので、くぐらせていただきました。
罪やけがれを祓う(はらう)ことが出来たかな?
境内に人は多かったですが、お参りするのに行列は出来てなく、すぐにお参りできました。
参拝した後は、右手に回り地下入口へ。
ここには、神水をいただける場所があり、意外と穴場で空いてます(笑)
ぼけ封じ、大事です^^
なんたって、還暦過ぎてますんで(笑)
暗い中で、ろうそく(¥300)を奉納して家内安全をご祈願、地上へ出てきます。
本来は、ここから山頂の大山阿夫利神社本社(大山山頂)へ参拝するのが良いのでしょうが、山道をさらに120分歩かなければなりません。
そんな体力も時間も私には無いため、ここで引き返します。
軽装の方は、ほとんどここまでですね。
山頂へ行かれる方は、登山の準備と朝早い到着でないと、夕方のケーブルカー最終便までに下山するのは厳しいと思います。
くれぐれもご無理なさらぬよう、計画は念入りにたててから山頂へはお出かけください。
参拝後は茶店でひと休み
左側通行で階段を下ると、左手に茶寮:石尊があります。
相模湾を一望できるテラス席があり、メニューも「枡ティラミス」と、お洒落なカフェ。
しかし、私はもっと庶民的な食事処「さくらや」でひと休み。
焼き団子やおでんが名物のお店で、¥800の「とろろそば」いただきました。
年末年始の暴飲暴食に疲れた胃腸に、ちょうどよいシンプルさ(笑)
お値段も、財布に優しい設定です。
山の上で、車も登らないのにこの値段って今時親切すぎでは?庶民の味方ですv
この時点で、11時半ぐらいでした。
ケーブルカーで下山し、こま参道を散策
休憩後は、ケーブルカーで下山です。
往復座れて、本当に良かった!(シニア心の叫び)
ケーブルカー下車後は、ゆっくりこま参道の階段を下りつつ、お土産屋さんをのぞきます。
必ず買うのは「きゃらぶき」
明治5年創業の老舗きゃらぶき専門店「大津屋」さんで、母へのお土産と自宅用を購入。
母はもう85歳で足腰も弱り一緒に来ることは出来ませんが、きゃらぶきが大好きなんです。
他にも、大山と言えば「豆腐」が有名!
豆腐を使った食事処やお土産を取り扱ったお店が沢山並んでいます。
参道の脇には、かわいい道祖神があったり、
ロウバイの黄色い花が良い香りをただよわせたり、
看板犬がお正月の衣装を着てお出迎えしてくれたりと、お正月気分満載の楽しい散策でした。
金子屋さんで大山こまを購入
大山詣り(おおやままいり)のお土産と言えば、伊勢原市指定文化財の「大山こま」です。
大山の伝統工芸品「大山こま」は、江戸時代から続く縁起物。
現在、この大山こまを製作しているのは、「金子屋」の8代目職人・金子吉延さんただ一人です。
金子さんは大学卒業後、家業を継ぐため修業を積み、50年以上にわたり大山こまの伝統を守り続けています。
大山こまはミズキの木を使用し、朱、藍、紫の3色の彩色が特徴です。
その製作技術は、2023年に文化庁の無形民俗文化財に選ばれているんです。
先日、よく聞いているFM横浜のラジオ番組に金子さんが出演されていて「大山こまは縁起物、お正月の生け花と一緒に飾ってください」とおっしゃっていたので、記念にひとつ購入したかったのです。
金子さんは各種メディアにもたびたび取り上げられている、大山こまの職人さん。
大きなこまだけでなく、小さなひょうたんからミニサイズのこまが出てくるものや、まわすと自然に逆さになって回るこまなど、お店にはアイディア商品も沢山あります。
大山へお出かけの際は、ぜひ一度お立ち寄りください。
こま参道を下ったとき、最後のお店(登りなら最初のお店)が「金子屋」さんです。
帰りも直通バスで小田急伊勢原駅へ
金子屋さんをでてバスロータリーへ、運よく直通バスに乗れ、しかも座れました\(^o^)/
実は階段往復で、かなり足が疲れていたんですよ^^
バスもケーブルカーも全部座れるなんて、今年の旅は最初からついてます。
伊勢原駅まで約20分バスに揺られ、駅からはマイカーで帰路につきました。
ホントは大山で昼酒したかったんだけど、お寝坊して伊勢原駅迄マイカーで来てしまったため今年は諦めました。
大山阿夫利神社下社 2025初詣 まとめ
大山阿夫利神社下社への初詣レビューでした。
初詣の時は、小田急線伊勢原駅から直通バスで行くのがおすすめです。
ケーブルカーは、お正月のため通常より増便していました(特別ダイヤ)が、お出かけ前に公式ページでご確認ください。
こま参道では、お土産購入や豆腐料理、豆腐スイーツなども体験できます。
伊勢原駅北口10時5分の直通バスに乗ってから、伊勢原駅北口に戻るまでの所要時間は約3時間半でした。
遠くからくる方は周遊パスなども有りますので、神奈川県へお越しの際は伊勢原市大山の阿夫利神社へ寄ってみませんか?
大山こまの「金子屋」さんにも、ぜひお立ち寄りください。