モバイルバッテリーをゴミに出すときは、そのままではとても危険です。
金属の部分が他の物にふれて、火が出ることがあるからです。
そのため、絶縁テープで端子をふさぐこと が大切です。
この記事では、テープの貼り方や捨てるときの注意点を、わかりやすく説明します。
モバイルバッテリーに絶縁テープを貼る理由と貼り方

モバイルバッテリーは「小型充電式電池」に分類されます。
普通のゴミに出すと、ショート(電気が流れること)が起きて火事になる可能性があります。
だから、捨てる前に絶縁テープを貼ることが必要です。
また、電池の回収団体 JBRC も「端子を絶縁してから回収に出してください」と案内しています。
👉参考:JBRCの公式サイト
手順1:できるだけ電気を減らす
バッテリーに電気が残っていると、危険が大きくなります。
スマホを充電してモバイルバッテリーの残量を減らすか、しばらく使わずに放電しましょう。
目安は半分くらいまで減らしておくと安心です。
手順2:端子を見つける
モバイルバッテリーの端子とは、バッテリーの金属部分のことです。
USBの差し込み口や丸いピンなどがこれにあたります。
この金属部分がむき出しのままだと危険なので、必ずここを絶縁テープで覆います。
手順3:絶縁テープを貼る位置とコツ

使うのは「ビニール製の絶縁テープ」がおすすめです。
- 貼る場所は USB端子やピンなどの金属部分 です。
- 端子の周囲をぐるっと巻き、金属が一切見えないように 覆いましょう。
- 一重で不安なら二重に巻くと安心です。
- テープの端はプラスチック部分にも少しかかるようにすると、剥がれにくくなります。
📌 わかりやすく言うと:「充電ケーブルを差す穴の金属部分をぜんぶ隠す」と考えればOKです。
手順4:破損や膨らんでいるバッテリーは要注意
バッテリーが膨らんでいたり壊れている場合は、回収ボックスに入れてはいけません。
その場合は、必ずお住まいの自治体に相談してください。
自治体の公式サイトで、ごみの捨て方のページなどに掲載されている事も有ります。
たとえば、横浜市では2025年12月1日よりごみ集積場所で回収が開始されます。
詳しくは、横浜市の公式サイトでご確認ください。
絶縁処理をした後の捨て方
絶縁テープを貼ったら、次のような場所で回収してもらえます。
協力店・自治体の回収ボックス
JBRC(小型充電式電池の回収団体)が全国に回収ボックスを設置しています。
公式サイトで、近くの協力店や自治体を検索できます。
家電量販店での回収
ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ノジマなどの量販店にも回収ボックスがあります。
ノジマでは「1つずつ絶縁してから入れてください」と案内しています。
自治体の集積所や特別回収
自治体によっては、ごみステーションや訪問回収でも受け付けています。
たとえば足立区では、絶縁処理したうえで集積所に出すことができます。
👉足立区の公式サイトはコチラ
2026年4月からは、モバイルバッテリーやスマホの回収・リサイクルが全国で義務化される予定です。
お住まいの自治体の公式サイトでも必ず確認してください。
まとめ
モバイルバッテリーを捨てるときは、
- 電気をできるだけ減らす
- 金属端子を確認する
- 絶縁テープでしっかり覆う
- 回収ボックスや自治体に出す
という流れを守れば安心して捨てる事ができます。
破損や膨らんだものは、そのままでは捨てられませんので、お住まいの自治体へ相談するのが安全です。
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