寒い冬に、相手を思いやる気持ちを伝える「寒中見舞い」
特に2025年は年賀状を出しそびれた方や喪中の方への重要な挨拶状となります。
この記事では、寒中見舞いの時期や書き方、テンプレートを使った寒中見舞いの実例をご紹介します。
寒中見舞いとは? 基本的な意味と役割
寒中見舞いは、冬の寒さが厳しい時期に送る季節の挨拶状です。
元々は安否確認の意味がありましたが、現代では次回のような目的で使われます。
- 年賀状を出しそびれた場合のフォロー
- 喪中の方への新年の挨拶
- 冬の健康を気遣うメッセージ
2024年は災害の多い年で、物価高や値上げラッシュなど、気持ちに余裕がない毎日でした。
そのため2025年は特に、日々の忙しさや喪中の事情で年賀状を控えた方へ、寒中見舞いが重要なご挨拶となるでしょう。
寒中見舞い時期はいつ?2025年版
寒中見舞いって、いつ出したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか?
2025年の寒中見舞い期間は以下の通りです。
- 2025年1月8日(松の内明け)から2月3日(立春)まで
ただし、立春を過ぎた場合でも「余寒見舞い」として送ることができます。
時期を過ぎても焦らず、丁寧な対応を心がけましょう。
【テンプレート例】寒中見舞いの書き出し
ビジネス用テンプレート
寒中お見舞い申し上げます。
厳しい寒さが続いておりますが、貴社ますますご繁栄のこととお喜び申し上げます。
昨年中は大変お世話になり、心より御礼申し上げます。
本年も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。
略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます。
令和7年1月
[送る人の名前]
喪中の方向けテンプレート
寒中お見舞い申し上げます。
寒さ厳しき折、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
昨年はご不幸がありましたこと、心よりお悔やみ申し上げます。
新しい年を迎えられた皆様が、穏やかな日々を過ごされますようお祈り申し上げます。
まだまだ寒い日が続きますが、くれぐれもご自愛ください。
略儀ながら書中をもちましてお見舞い申し上げます。
令和7年1月
[送る人の名前]
親しい友人向けテンプレート
寒中お見舞い申し上げます。
毎日寒い日が続いていますが、元気にお過ごしですか?
昨年はお会いできて楽しい時間を過ごせたこと、今も心に残っています。
また落ち着いたら、ゆっくり会いましょうね。
まだまだ寒い日が続くので、風邪などひかないように気をつけてくださいね。
心を込めて、寒中のお見舞いをお送りします。
令和7年1月
[送る人の名前]
寒中見舞いのマナーと注意点
- 送るタイミングに注意
寒中見舞いは1月8日から2月3日(立春)までに到着するように送るのが基本です。 - デザインはシンプルに
特に喪中の方へ送る場合は、華美なデザインを避け、落ち着いた雰囲気のものを選びましょう。 - 日付に気を付ける
立春以降は「余寒見舞い」として送るのがマナーです。
立春は年によって変わりますので、注意しましょう。
2025年は2月3日ですが、2026年は2月4日です。
寒中見舞いに関するよくある質問
Q. 喪中でも寒中見舞いを出してもいいですか?
A. はい、問題はありません。喪中の年賀状の代わりに寒中見舞いを利用するのは一般的です。
Q. 寒中見舞いをメールやSNSで送っても大丈夫ですか?
A. 親しい友人や家族にはOKですが、ビジネスではハガキを使った方が良いでしょう。
寒中見舞いの喜ばれるアイデア
寒中見舞いと一緒に、ちょっとした品物を送ると喜ばれます。
- 寒中見舞いと一緒に贈る小物
- 温かい紅茶のセットやお菓子
- 冬のケアアイテム(ハンドクリームなど)
- 冬を暖かくすごせる防寒アイテム
- 手軽に利用できるオンラインサービス
最近は、ネットで簡単に寒中見舞いを作成・発送できるサービスもあります。 - 市販のインクジェットはがきを使って自宅で印刷
文具店などで寒中見舞い専用のインクジェットはがきも販売しています。
あわせて年賀状じまいをお考えの方は、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ
寒中見舞いは、相手を思いやる気持ちを伝える大切な挨拶状です。
2025年もマナーを守りながら、心を込めたメッセージを送りましょう。