箱根の山道ドライブが好きな方に、事前に知っておいて情報をお届けします。
実は今、箱根町内ではガソリンスタンドの閉鎖が続いており、2026年3月末以降、給油できる場所が大きく減る見込みです。
箱根は坂道が多く、想像以上にガソリンを消費します。
「あとで入れれば大丈夫」と思って走っていると、近くにスタンドがなくて焦ってしまうことも。
そうならないために、最新状況と対策をまとめました。
箱根のガソリンスタンドはなぜ減っているのか
以前は、ドライブ中に自然と目に入っていた箱根のガソリンスタンド。
しかし近年、営業を終了する店舗が増えています。
背景には、
- 設備の老朽化と高額な維持費
- 人手不足
- 山間部ならではの経営の難しさ
といった事情があります。
長年親しまれてきた地元のスタンドが減っていくのは、ドライブ大好きな私も含め、車での観光客には困った状況です。
2026年3月までに閉鎖予定の主なエリア
箱根では、すでに複数のエリアでガソリンスタンドの閉鎖が進んでいます。
観光の拠点として利用されてきた宮ノ下エリアのガソリンスタンドは、2026年3月末で営業終了予定とされています。
また、すでに
- 湖尻エリア
- 小涌谷エリア
では閉鎖が進んでおり、仙石原周辺や箱根中央部では給油が難しい状況になりつつあります。
2026年以降も給油できる可能性があるガソリンスタンド
2026年春以降、箱根町内で給油できる場所は、実質2か所のスタンドのみになる見込みです。
- ENEOS 箱根湯本SS
- ENEOS 芦ノ湖SS
どちらも便利な立地ですが、営業時間18:00前後迄と夕方早めに閉まります。
明るいうち、早めの給油を意識すると安心です。
箱根ドライブでガス欠を防ぐ一番確実な方法
箱根ドライブで最も安心なのは、山道に入る前に満タン給油しておくこと。
箱根は坂道やカーブが多く、平地よりもガソリンの消費が早くなります。
「まだ半分残っているから大丈夫」と思って走ると、次のスタンドが見つからず不安になることもあります。
ふもとの街で一度しっかり給油しておけば、燃料計を気にせず、景色や観光を楽しむことができます。
旅先で燃料計を気にし続けるのは、できれば避けたいもの。
小田原側・御殿場側ともに、箱根に入る直前まではスタンドが充実しています。
小田原方面から向かう場合の給油ポイント
小田原厚木道路や国道1号線を使う場合は、箱根湯本に入る前で給油を済ませておきましょう。
立ち寄りやすい例としては、
- apollostation セルフリーダー風祭SS(24時間営業)
- ENEOS 小田原板橋SS(箱根口IC近く)
「まだ半分あるから大丈夫」と思わず、ここで一度満タンにするのがおすすめです。
御殿場方面から向かう場合の給油ポイント
乙女峠ルートで箱根に入る場合は、御殿場インター周辺での給油が必須です。
立ち寄りやすい例としては、
- ENEOS Dr.Driveセルフ御殿場インター東店(24時間営業)
仙石原まで入ってしまうと、給油できる場所はほぼありません。
東名高速を降りたタイミングで一度立ち寄っておくと安心です。
御殿場インター近くには、気軽に立ち寄れる観光スポットもたくさんあります。
Googleマップで事前確認がおすすめ
給油予定のスタンドは、出発前にGoogleマップで保存しておくと便利です。
電波が不安定な場所もあるため、スクリーンショットもあると安心ですね。
上記地図に記載されている、宮ノ下SSとホテル小涌園近くのスタンドは、閉鎖されているのでご注意ください。
箱根は車なしでも楽しめる?電車・バス移動という選択
「ガソリンの心配をしながら走るのは少し疲れる…」
そんなときは、電車とバスを使った箱根旅もおすすめです。
箱根は公共交通が充実しており、車がなくても十分楽しめます。
箱根フリーパスを使った移動のメリット
箱根フリーパスを利用すると、電車・バス・ロープウェイ・海賊船などが乗り放題になります。
チケットを何度も買い直す必要がなく、移動がとてもスムーズです。
また、美術館や温泉施設で割引を受けられる特典もあります。
ガソリン代や駐車場を気にしなくて済むため、費用面・気持ちの面でも負担が少ないのが魅力です。
ロマンスカーで電車旅を楽しむ
新宿駅から、小田急ロマンスカーに乗れば、移動そのものが旅の時間になります。
運転を気にせず、
- 車窓を眺める
- 温泉後にお酒を一杯楽しむ
そんな余裕のある箱根旅も素敵ですね。
まとめ|事前準備で箱根ドライブはもっと安心
箱根のガソリンスタンドが減っているのは事実ですが、事前に知っていれば、困ることはありません。
- ふもとで満タン給油
- 営業中のスタンドを事前確認
- ときには電車旅も検討
少しの準備が、旅の安心感を大きく変えてくれます。
あなたの箱根旅が、楽しいものになりますように。

