神奈川県開成町にある築300年の古民家「瀬戸屋敷」では、毎年恒例の「ひなまつり」が開催されます。
2025年は町制施行70周年と、ひなまつり20周年が重なる特別な年となり、例年以上に盛大なイベントが予定されています。
この記事では、実際に訪れた感想とともに、瀬戸屋敷ひなまつりの魅力をご紹介します。
開成町の瀬戸屋敷のひなまつりとは？
あしがり郷 瀬戸屋敷の歴史と魅力
瀬戸屋敷は、江戸時代から続く歴史ある古民家で、開成町の重要文化財です。
1800坪の敷地内に、茅葺き屋根の母屋が特徴的で、季節ごとに様々なイベントが開催されます。
また、土間や囲炉裏、堀り井戸など江戸時代の農村文化を感じられる場所です。
ひな飾りのお道具の書見台には、伊勢物語が置かれているというほか、さまざまな調度品に歴史を感じることが出来ます。
敷地内には、さまざまな花木が植えられており、四季折々の花が見られます。
特に、ひなまつりの時期には、梅の花が咲きほこる中、豪華なひな人形が展示され、多くの観光客を楽しませてくれます。
『あしがり郷 瀬戸屋敷』と記されていますが、「あしがり郷」とは「足柄地域」との意味だそうです。
開成町の瀬戸屋敷ひなまつり2025 イベント情報
瀬戸屋敷ひなまつりは、2025年2月15日（土）から3月3日（月）にかけて開催されます。
会場には、江戸時代や明治時代の貴重なひな人形が多数飾られ、きらびやかなの光景が広がります。
また、地域の伝統工芸品の展示やワークショップも行われ、訪れる人々を楽しませてくれます。
🌸イベント情報🌸瀬戸屋敷ひなまつり
・開催期間：2025年2月15日（土）～3月3日（月）
・開場時間：午前10時～午後5時最終（入場午後4時）
・入園料：500円（中学生以下無料）現金払いです！
・所在地：神奈川県足柄上郡開成町金井島1336
・瀬戸屋敷公式ページ
開成町の地域文化との関わり
瀬戸屋敷ひなまつりは、開成町の文化振興の一環として行われ、今年は20周年を迎えました。
地元の人々が協力して運営し、地域の伝統を次世代に伝える場となっています。
観光客にとっても、地域の歴史や文化を学ぶ貴重な機会ですね。
お休み処での甘酒の販売や、地域の特産物などを地元の方々が販売し、人形の説明などおもてなしも婦人会の皆様が行っています。
瀬戸屋敷ひなまつりの見どころ３選
豪華なひな人形とつるし雛に感動！
瀬戸屋敷では、段飾りやつるし雛など、様々な形式のひな人形が展示されます。
🌸享保雛の展示：地元の蔵から発見された300年前の「享保雛」は、歴史的価値が高く必見。
🌸手作りのつるし雛：地元婦人会が制作した1万個以上のつるし雛が展示されています。
🌸竹灯籠のお雛様：幻想的な竹灯籠に照らされたお雛様は、特別展示として人気。
中でも、江戸時代の豪華なひな飾りは圧巻で、細部まで精巧に作られた人形の美しさに目を奪われました。
段飾りの上段に、お屋敷のような装飾がされている雛飾りを近くで見ることが出来ます。
古くから伝わるひな人形も素晴らしいですが、竹を使ったオブジェに小さな人形が並べられている姿も可愛らしく、味わいがありました。
ひな人形は、婦人会の皆様が一つ一つ並べられたそうです。
正面主屋だけでなく、土蔵の中や、土蔵へ続く渡り廊下にもたくさんの人形が飾られていますので、ぜひ時間をかけてご覧ください。
期間限定のイベントとワークショップ
期間中には、ひな人形作りや伝統工芸品の制作体験ができるワークショップが開催されます。
また、「さるまわし」の実演を見ることも出来ます。
🌸20周年特別企画
・3月1日（土）2日（日）10：00～13：00 あじさい公園舞台棟にてひな飾り特別展示
・3月1日（土） 稚児行列（要予約）
・2月15日（土）24日（月・祝）3月1日（土）あじさいちゃんお出迎え
・期間中毎日 古民家でさる回し
・2月23日（日）10：00～14：00 紙びな体験教室（限定50名）
・2月27日（木） ちりめん細工（限定50名）
地元グルメとお土産情報
瀬戸屋敷の周辺では、地元の特産品を活かしたグルメが楽しめます。
特に、開成町産の米や野菜を購入することが出来ます。
また、ひなまつり限定のお菓子や工芸品も販売されており、お土産に最適です。
会場内には cafe haccoがあり、店内では麹を使ったスイーツが楽しめるほか、会場外の飲食スペースでは、ボリュームあるソフトクリームを食べることも出来ます。
ペイペイでの支払い500円で、スタンプ溜まります（1年間有効）
＞＞＞お土産を先に知りたい方はコチラ
瀬戸屋敷ひなまつりのアクセス情報
電車・バスでの行き方
最寄り駅は小田急線の開成駅です。
開成駅からはバスやタクシーを利用して約10分で瀬戸屋敷に到着します。
イベント期間中は、土日限定で無料の臨時シャトルバスが運行され、便利にアクセスできます。
＞＞＞シャトルバス情報はコチラ
車でのアクセスと駐車場情報
車で訪れる場合は、東名高速道路の大井松田ICから約15分で到着します。
無料の駐車場が隣接しており、さらにイベント期間中は特設駐車場も設けられます（約100台）
ひなまつりと合わせて楽しみたい！開成町周辺のおすすめスポット
瀬戸屋敷の見学と合わせて、開成町周辺の観光スポットを巡るのもおすすめです。
近隣には四季折々の花が楽しめるスポットや歴史的な建造物があり、一日を通して楽しめます。
🌸おすすめスポット
・あしがり郷 瀬戸屋敷カフェ（敷地内）：手作りスイーツやお茶が楽しめる癒しの空間
・古民家ガーデン紋蔵：徒歩1分築150年の古民家。リメイク着物あり。休憩所併設。
・温泉施設「おんりーゆー」（車で20分）：日帰り温泉でゆったりリラックス
「あしがら雛めぐり」スタンプラリーと名付けて、南足柄市、大井町、松田町、そして開成町の瀬戸屋敷にて、3か所以上のスタンプを集めると景品がもらえるイベントも開催中です。
まつだ桜まつりについては、コチラの記事もご覧ください。
瀬戸屋敷ひなまつりを楽しむためのポイント
混雑を避けるための工夫
週末や祝日は混雑するため、平日の午前中に訪れるのがおすすめ。
特に、開場直後は比較的空いており、ゆっくりとひな人形を鑑賞できます。
写真撮影のおすすめスポット
ひな飾りが美しく並ぶ座敷や、つるし雛が揺れる土蔵内は絶好のフォトスポットです。
自然光が差し込む時間帯を狙うと、より鮮やかな写真が撮影できます。
私のスマホで撮った下手な写真では伝えきれない魅力が一杯です＾＾
家族連れ・カップル向けの楽しみ方
子供向けのワークショップや、カップルで楽しめる食べ歩きグルメも良いですね。
飲食スペースのテーブルの上にも、小さな人形やつるし雛が飾られていて、歓迎する心づかいがうれしくなります。
ひなまつりを通じて、家族や恋人と特別な時間を過ごすことができ、会話も弾むことでしょう。
まとめ｜開成町瀬戸屋敷ひなまつりは心が温まる春のイベント
開成町の瀬戸屋敷ひなまつりは、伝統と地域文化を体感できる貴重なイベントです。
豪華なひな飾りやワークショップ、地元グルメなど、多彩な魅力が詰まっています。
アクセスも良好なので、ぜひ一度訪れてみてください。
