この記事は、【特別支給の老齢厚生年金】についての連載第3回目となります。
前回の記事では、年金事務所へ行く前に電話問い合わせをして、相談日を予約するところまでをご紹介しました。
今回は、実際に年金事務所に行って手続きをしてきた体験を、わかりやすくご紹介します。
これから手続きされる方の参考になればうれしいです。
◇関連記事◇
▶昭和37年生まれ女性の特別支給の老齢厚生年金受給手続き完了まで:連載第1回
▶【連載第2回】特別支給の老齢厚生年金の請求書が届きました!次にやるべきことは?
年金事務所に到着|受付から待ち時間まで

年金相談当日は、予約時間の30分前に年金事務所へ到着しました。
総合受付で名前を伝え、番号札を受け取ります。
その後、掲示板に自分の番号が表示されるまで待機です。
年金事務所では予約時間どおりではなく、順番で案内されるシステムでした。
約15分ほど待って、番号が呼ばれました。
手続き開始 マイナンバーカードを提示して書類チェック
番号を呼ばれて個別カウンターでマイナンバーカードを提示します。
本人であることの確認なので、顔写真がついている運転免許証でも大丈夫です。
そして、事前に記入しておいた年金請求書を提出、年金番号の確認をされます。
いくつか質問(私は結婚・離婚しているため、姓が二度変わっています)を受け、振込銀行と雇用保険被保険者証の確認をされました。
どちらも、あらかじめコピーを持っていったので、それを提出しました。
私が持参したものは、下記になります。
- マイナンバーカード
- 記入済み申請書類
- 振込銀行の通帳コピー
- 雇用保険被保険者証のコピー
- 年金手帳
この他にも、扶養家族がいるかどうか、7年以上働いていない場合など、現在の状況によって必要書類は違いますので、事前に電話問い合わせはした方が良いですね。
印鑑は必要ありませんでした。
担当の方が、記入漏れや誤りがないかチェックしてくれ、その場で修正や追記が出来たので、やっぱり窓口申請にして良かったです。
郵送でも申請書類の受付はしてもらえますが、書類に不備があった場合には、年金受給まで時間がかかるようです。
問題なく書類のチェックが終わり、その場で受付印が押された「受付控え」を貰いました。
手続きはスムーズ!30分で終了

手続き自体は、15分ほどで終わりました。
待ち時間を含めても、30分程度でスムーズに完了。
あらかじめ電話で問い合わせ、必要書類も確認して準備しておいたおかげで、とても安心して進められました。
年金の振込タイミングは後払い・偶数月に支給

手続きが終わったあと、担当者の方から次の説明がありました。
- 年金は2か月ごとの後払い
- 基本は偶数月の15日に振込(休日の場合は翌営業日)
- 企業年金と特別支給の老齢厚生年金は別々に振込まれる
手続きには、1か月~2か月かかるそうで、振込開始日や金額については、後日、通知が郵送されてくるそうです。
通知が来るのを、楽しみに待ちたいと思います^^
特別支給の老齢厚生年金と企業年金は別々に手続きが必要
今回、私が手続きしたのは「特別支給の老齢厚生年金」ですが、あわせて企業年金連合会への申請も進めています。
実は、特別支給の老齢厚生年金と企業年金は別々に手続きが必要なのです。
申請方法も書類も異なるため、それぞれ間違えずに準備しておきましょう。
👉 企業年金の請求方法についての記事はコチラ
65歳前に退職するなら注意!失業保険と年金の関係
年金事務所の担当者の方から教えていただいた重要な注意点も、ここでシェアしておきます。
65歳前に退職して失業保険をもらうと、特別支給の老齢厚生年金は支給停止される可能性があります。
失業保険を受け取る場合は、年金の支給に影響が出るので、退職時期はしっかり確認してから決めましょう。
また2025年4月現在では、給与所得等と年金の受取額合計が月額51万円を超えると、年金は減額または停止されるそうです。
合算しても、月額51万円も収入は無いので私にはいらぬ心配です(笑)
まとめ 安心して手続きを進めるために
今回、年金事務所での手続きはとてもスムーズに進みました。
これから手続きされる方へのアドバイスは、
- 必ず事前に電話で予約・問い合わせをする
- 必要書類はしっかり確認して、忘れずに持っていく
- 分からないことは、早めに年金事務所に相談する
少しでも不安を減らして、安心して手続きにのぞんでくださいね。
次回は、実際に通知が届いた後の様子をレポートする予定です。